TopPage  -> 私的ディスク10選

■私的ディスク10選



ThereIsNoPlaceLikeAmericaToday

There's no place like America Today

ゼアズ・ノー・プレイス・ライク・アメリカ・トゥデイ
1975年 カーティス・メイフィールド(Curtis Mayfield)

1作目”カーティス”をアジテーションとみなされ、放送禁止にさえされていたカーティス。公民権運動が力を失いはじめていた75年当時、このジャケットで アルバムを発表した彼の強いエクスプレッションを理解するには、僕の人生はあまりに貧弱だ。

このアルバムジャケットと鏡像の報道写真について知っている音楽ファンは以外と少ないだろう。
下記のリンクを参照されたし。
http://www.zonezero.com/editorial/diciembre99/december.html

DamnRightIamSomebody

Damn right, I am somebody

ダム・ライト・アイ・アム・サムバディ
1974年 フレッド・ウェズリー & the JB's (Fred Wesley and the J.B's)

くそったれ!俺だって一人の人間なんだ!
金のために働く毎日のなかで、すり潰されてしまいそうなとき、俺は何度もつぶやいた。
"Now speak of love and happiness.
To me happiness is a, fred wesley, playin a horn."
そうだ、その通りだ。俺たちは人間で、俺たちには、愛や幸せがあるってことだ。
BitchesBrew

Bitches Brew

ビッチェズ・ブリュー
1970年 マイルス・デイビス(Miles Davis)

衝動が俺を突き動かす。欲望が俺の、喉の奥から紫色の手を伸ばして、女の乳房を掴もうとする。俺の命が、心臓を脈打たせ、血を押し出し、俺の肉体を膨らま す。俺の愛が、雨となり、緑の山々に降り注ぎ、木々を育て、花を開かせる。地球が俺を抱きしめ、俺は深い海の底で、静かな眠りへと沈みこむ。
WeInsist

We Insist!

ウイ・インシスト
1960年 マックス・ローチ(Max Roach)

このHPのタイトルを引用しているアルバム、シット・インを模したアルバムジャケットは、マックス・ローチの強いステイトメント。

時代背景は下記のリンクが参考になる。
http://www.fujinaga.org/r_and_b_politics/chapter05/vol_5_01/vol_5_1.htm
PithecanthropusErectus

Pithecanthropus Erectus

直立猿人
1956年 チャールズ・ミンガス(Charles Mingus)

「直立猿人」の邦題で知られる。ミンガスの代表作の一つ。
僕の中では、ミンガスはジャズのバルザック。
タイトル曲では、ワサワサと群がって生きる人間達の欲望や衝動が描かれる。
Funkadelic

Funkadelic

ファンカデリック
1970年 ファンカデリック(Funkadelic)

”ロックン・ロール”ではない、”ロック”とは、マーシャルアンプで増幅された、生命の衝動だ。
めったに語られることの無い、この1stと2ndが僕にとっては重要なアルバム。
リード・ギターはエディ・ヘイゼル。ジミ・ヘンドリクスよりも重いギターだ。

BluesAndRagtime

Blues and Ragtime

ブルース・アンド・ラグタイム
レバランド・ゲイリー・デイビス(Rev. Gary Davis)

僕が知っている音楽の中で、最高のもの。それがゲイリー・デイビスのギター。
ゲイリー・デイビスの音楽には、人生のすべてが含まれている。
このCDに収録されている録音は1962〜1966年頃のもの。

国内にはゲイリーデイビスを紹介したページはあまり無い。
http://www.revgarydavis.com/
Kawaipunahele

Kawaipunahele

カワイプナヘレ
1998年 ケアリー・レイチェル(Keali'i Reichel)

ハワイには、独自のミュージックシーンがあり、いわゆる洋楽チャートとは別の流行を持っている。アメリカやイギリスの重力圏外で、ひときわ強い引力で我々 を引きつけるスターが、ケアリー・レイチェル。ハワイ文化を愛し、自らのアイデンティティーを大切にする姿勢が、彼の音楽の美しさに深みを与えている。

フラ・レアは、ハワイアン・カルチャーを知るには一番の雑誌。カッコいい。
ケアリー以外にも多数のハワイアン・ミュージシャンが紹介されている。
http://www.hulalea.com/
Couples

Cuples

カップルズ
1987年 ピチカート・ファイブ(Pizzicato five)

恋愛をフラスコに集めて、エタノールランプで温め、蒸留した。蒸発したその液体を冷やすと、試験管の底に、このCDが析出した。
Lemonade

Lemonede

レモネード
1992年 フライング・キッズ(Flying Kids)

一つ一つの音が、キラキラと輝いている。その輝きは、シュガーベイブの”SONGS"よりも美しく、切ない。こんな風に感じるのはなぜなんだろう。





Copyright (C) 2004 YASUMOTO KITAN